ニュース

通電型アクチュエータ用NTワイヤ NT-TTRを開発

 

 

アクチュエータの小型化,低コスト化を考えていらっしゃる方々に

 

1.ワイヤの使用法

形状記憶合金ワイヤは、一定荷重を負荷しつつ温度を変化させると、マルテンサイト変態により伸び縮みします。更に、形状記憶合金ワイヤは電気抵抗値が高いために、通電により容易に加熱できます。このため,下図に示すように、電流のON・OFFによりワイヤを伸び縮みさせることができます。この伸縮を利用することにより、アクチュエータを駆動させることができます。
 

電流のON・OFFによるワイヤーの伸び縮み

 

2. アクチュエータに用いる利点

  • ワイヤに通電させるだけで動作可能
    →小型軽量,構造簡素,低コスト化
  • 軽量でも高出力(右図)
  • 通電量によって力や動作速度を制御可能
  • 動作音がほとんどなく,動きが滑らか

(SMA:Shape Memory Alloy/形状記憶合金)

各種アクチュエータ用材料の比較
 

各種アクチュエータ用材料の比較グラフ

 

3. 従来NT線との違い

  • 電流ON・OFF時のひずみの,繰り返し回数による変動が小さい
  • 作動時のひずみ幅の減少がほとんど無い
  • 繰り返し回数に依らず特性が安定している
作動時のひずみの変化
 

作動時のひずみの変化グラフ

 

 

→特性比較データ

トップへ戻る

サンプルをお求めの方へ

RRサービス

ジャストサイズの試作。原則受注後3週間で出荷します。
※限定条件があります。詳細はフライヤーでご確認ください。

Web在庫サービス

Web公開している在庫チューブ。
毎週在庫情報改訂。原則2週間以内に出荷します。